今回は埼玉県川越市にある神社で勝負運のご利益抜群の「川越八幡宮」についてご紹介します。約1,000年の歴史を持つこの神社は、小江戸・川越観光の起点としても人気のスポットです。
川越八幡宮とは
川越八幡宮は、埼玉県川越市南通町に鎮座する八幡宮で、創建は、長元3年（1030年）。平忠常の乱鎮圧のため東国に下向した源頼信公が、勝利を祈願して創建したと伝えられています。
川越駅から徒歩数分という場所にありながら、境内は静かで落ち着いた空間が広がっています。
御祭神とご利益
- 御祭神：誉田別命（ほんだわけのみこと）、通称は応神天皇。勝負や出世開運の神様
- ご利益：勝運・出世開運・厄除け・縁結び・足腰健康・学業成就など
基本情報
| 住所 | 〒350-0045 埼玉県川越市南通町19-3 |
| TEL | 049‑222‑1396 |
| 開門時間 | 9:00～17:00（年中無休） |
| 駐車場 | 50台（無料） 近隣にコインパーキングもあり |
アクセス
●お車で
関越自動車道 川越ICを出て県道15号（川越街道）を川越市街方面へ直進。約10～15分
●公共交通機関
JR・東武「川越駅」東口から徒歩6分
西武新宿線「本川越駅」から徒歩7分
川越八幡宮参拝レポート
それでは実際に参拝してきた様子をご紹介します。
こちらは裏参道です。川越街道側が表参道になりますが、私は裏参道の雰囲気が大好きでいつもこちらから本殿へ向かいます。
朱塗りの灯篭が並んでいて両サイドの緑が素敵です。
随所にお花が飾られていてとても華やかな参道。この日は雨が降ったり止んだりのあいにくの天気でありましたが、雨の日もまた違った雰囲気でいい感じ🌸
こちらは別日に参拝した時の様子です。6月ということで境内の至る所にあじさいが咲いていました。季節ごとに違ったお花を観賞することができるところも魅力の一つですね。
本殿で参拝
まずは本殿でお参りします。鳥居の前で一礼し、右手側にある手水舎へ。
川越八幡宮の楽しみの一つが「花手水」です。手水舎や手水鉢には色とりどりの季節の花が浮かんでいます。
地元の花屋さんのご協力でお花は頻繁に入れ替えられているそうで、訪れる参拝者を楽しませてくれています。
心身を清めたらお参りです。日頃の感謝と息子の次の大会に向けて勝負運UPを願ってきました。
御神木
こちらが「縁結びイチョウ」と呼ばれる御神木です。明仁上皇陛下がお生まれになった昭和8年に、川越八幡宮の神職によって、男イチョウと女イチョウが植樹されました。
いつからかその２本の木は寄り添い１本に結ばれたそうで、夫婦イチョウと呼ばれるように。手を合せると良縁に恵まれると言われています。
水みくじ
花手水の横に「水みくじ」というものが置いてありました。こちらのおみくじは、自分の選んだ紙を手水鉢の水面に浮かべることで文字が浮き出るという珍しいもの。初穂料は200円です。
興味津々で娘がやってみることに。手水鉢にゆっくりとおみくじを浮かべると次第に文字が浮かび上がってきました！なんとも面白い仕掛けですね。
紙が乾くと再び文字が消えるので、自宅に持ち帰って何度も濡らしたり乾かしたりを繰り返して楽しんでいました。
水みくじ以外にもたくさんのおみくじがありますので、お好みでチョイスしてみてください。
まだまだある川越八幡宮の見どころ
厄割桃（やくわりもも）
川越八幡宮には「厄割桃（やくわりもも）」というユニークな御神体があります。厄割桃は、自分の身に降りかかる厄（わざわい）を桃に移して割ることで、厄払いが叶うというものです。
桃は古くから「魔よけ」の果実と伝えられており、邪気を払う力も宿っているという言い伝えもあります。
厄落としの作法
- 厄割石の前に進み深く一礼
- お祓いした桃玉を胸の前で両手で持ち「厄よ去れ！」と念ずる
- 桃玉を厄割石めがけて投げ、厄を落とす
- 終わりに深く一礼
小さな素焼きの桃がたくさん置いてあります。初穂料は200円です。思いっきり投げつけて割るというとてもユニークな厄除け方法に子供達が食いつかないわけがありませんw
息子と娘がチャレンジしてみました。しっかり投げないと割れないので、2人とも少し緊張気味でしたが、厄割石に見事ぶつけることができ粉々に厄を粉砕することができました。
厄除桃
本殿の左手にあるのがこちらの厄除桃です。後ろの緑が厄除桃の御神木になります。
『古事記』（上巻）には、「桃に魔よけの力が宿っている」とする逸話が登場します。
死後の国「黄泉（よみ）」に足を踏み入れて帰ってこようとしたイザナギは、死者の国から追ってくる鬼に対して桃の実を投げつけます。
すると鬼たちは退散して近寄ってこなくなり、イザナギは無事に地上に帰還しました。
この逸話により、桃には魔除けの力もしくは邪気を払う力があるという考えが広まってきたというわけです。
後世においても、桃は厄除け、魔除け、無病息災、子孫繁栄の象徴として用いられてきました。
「桃太郎」の物語も、このような桃の魔除け文化に根ざしているという解読もあります。
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民部稲荷神社（みんぶいなりじんじゃ）
こちらのお稲荷様は特に「足腰の健康」に御神徳があるとされています。
こちらには日本一の健脚ランナー川内勇輝選手の記念足形があり、プロのマラソンランナーや某大学の陸上部なども参拝にくるほど有名な神社となっています。
スポーツなどで勝利を願うならぜひこちらの民部稲荷神社へお立ち寄りください！
目の神様
こちらには目の神様が祀られており、御祭神は大国主命と少彦名命です。目をモチーフにしたオブジェがとても印象的ですね。
1000年の歴史がある川越八幡宮ですが、この目の神様をお祀りしたのは2011年からということ。樹皮を煎じて目薬として使用されていた「メグスリノキ」が境内にあったことがきっかけだそうです。
ぐち聞きさま
境内にはぐち聞きさまと呼ばれる聖徳太子のお姿をした像があります。左手は人々の悩みを聞くために耳に添えられ、右手は悩み解決のための秘薬を小さな袋に入れて握りしめています。
何かストレスを抱えていたり、悩み事があったらぜひぐち聞き様に打ち明けてみてくださいね。
社務所
こちらの社務所で御守りや御朱印がいただけます。川越八幡宮では基本4社【川越八幡宮・
川越三峯神社(境内末社)・民部稲荷神社・仙波東照宮(境外末社)】の御朱印が用意されていて、時期によってにデザインが変わり参拝の度に楽しめます。
今回いただいたのがこちらのアジサイ柄の御朱印です。色遣いがとても美しいですね。
御朱印は、記帳も書置きどちらも受け入れしているようですが、記帳については受付時間が決まっています。
御朱印帳面書入れ時間 10:00~11:30/14:00~16:00
初穂料は500円～1200円と御朱印によって違います。
勝守り
こちらが今回いただいた勝守りです。勝守りは受験やスポーツ・仕事など勝負事での成功を願う方々に人気があります。
色は赤と黒があってどちらもかっこいいデザイン。初穂料は800円です。
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川越八幡宮近くでランチ
川越八幡宮のすぐそばには丸広百貨店があり、今回はそちらのレストラン街にある「築地寿司清 丸広川越店」でお寿司のランチをいただくことにしました。
お寿司の盛り合わせと茶碗蒸し、わらび餅がセットになっているものを注文。ちょっとリッチなランチに心も満たされました。
川越八幡宮は川越駅からも近く魅力的な飲食店も多数あります。少し足をのばせば小江戸川越も近いので食べ歩きを楽しむのもいいですね。
築地寿司清 基本情報
| 住所 | 埼玉県川越市新富町2-6-1 丸広百貨店川越店 別館 3F |
| TEL | 049-298-8711 |
| 営業時間 | 10:30 – 21:00 |
| 定休日 | 丸広百貨店の休みに準ずる |
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まとめ
今回は埼玉県川越市にある神社で勝負運のご利益抜群の「川越八幡宮」についてご紹介しました。
小江戸川越からも近いので観光と一緒に参拝されるのもおすすめ。
受験やスポーツなど＂ここだ＂という勝負時に訪れたいご利益抜群の神社です。
