今回は静岡県熱海市に属する離島初島にあるパワースポット「初木神社」と「竜神宮」をご紹介します。
初島へは一泊旅行で行ったのですが、初島の観光地図を見ていたら神社を発見。なんとも素敵な伝説があると知り、気になって行ってみましたので最後までぜひごご覧になってください。
初島
初島は1周4㎞ほどの小さな有人島。日帰りで遊べるアクティビティも充実していて多くの観光客で賑わっています。
宿泊施設はリゾートトラスト株式会社が運営するグランドエクシブ初島クラブという会員制リゾートホテルと、キャンプ場やグランピング施設を運営するPICAグループのヴィラ・コテージなどが利用できます。
宿泊することで丸2日間初島を満喫することができるので、個人的には泊まりがおすすめです。
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初島への行き方
初島は静岡県熱海市にある「熱海港」からフェリーで向かいます。フェリーは予約の必要がなく当日チケットを購入すればOKです。
初島までは約30分ほど。首都圏から一番近いリゾートアイランドとして人気の観光スポットとなっています。
熱海港のマップ
チケット売り場
こちらがフェリーのチケット売り場です。初島港にはチケット売り場がないのでこちらで往復のフェリー乗船券を購入します。
また初島で遊ぶアクティビティや、PICA初島が運営するアジアンガーデン入園券などがセットになったお得なセット券を選ぶこともできます。
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初木（はつき）神社
初島港からほど近い場所に初木神社があります。創建は鎌倉時代以前であると言われています。
初木神社の社殿の下からは古墳時代の祈りの場所である磐座（いわくら）の後が発見されており、古代から島の人々の信仰の中心であったことがうかがえます。
御祭神
初木神社の御祭神は三神祀られていて
●大津海見命（おおつうみのみこと）
●豊玉姫命（とよたまひめのみこと）
●初木姫命（はつきひめのみこと）
となっています。
初木姫の伝説
御祭神である初木姫にはロマンスの物語があり、美しい神話として伝えられています。
★ 初木姫物語 ★
人皇第五代孝昭帝の御代、初木姫は日向から東国順憮に向かう途中、伊豆沖で遭難、一人この小島に漂着しました。
姫は毎日磯辺をさまよって、対岸に人がいるのだろうかと、焚き火をたいて合図をしたところ伊豆山の伊豆山彦という一男神がこれにこたえました。
姫はこれに力を得て、萩を組んで筏にし、草で織った帆を巻いて伊豆山小波戸崎（今の伊豆山港）に渡りました。
初木姫と伊豆山彦との出会い…その場所が伊豆山の逢初橋と言われています。
伊豆山に渡った初木姫は、伊豆山の中腹に登り、木の中に棲む日精・月精という二人の子供をみつけ、乳母としてこの二人の子供を育てました。
その子供が成長し、初木姫はこの二人を夫婦とし、やがてその子孫は繁栄しました。
昔の伊豆山権現の祖先は、この二人だと言われています。
（初木神社碑文より）
御朱印
初木神社で参拝したらぜひ御朱印をいただいていきましょう。
神社は無人で社務所などはありませんが、初島港待合所である「シマテラス初島」でいただくことができます。
御朱印は書き置きのみの対応で、初穂料は500円です。
おすすめ御朱印帳はこちら
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竜神宮
初木神社からすぐの森の中にひっそりと建っているのが「竜神宮」です。竜神宮には海の中から現れた剣が祀られているそうです。
竜神宮社頭掲示にはこのように書かれています。
森の中にひっそり佇む竜神宮には、海の中から現れた剣が祀られていたと言われており、大漁祈願の神として、島民の信仰を集めています。
昔、不漁が続き漁師が嘆き明かしていると、海の中から剣が現れました。それ以来、島には大漁の日々が続いたと言い伝えられています。
今でも大漁祈願するため、毎年４月３日には竜神宮のお祭りが行われ、海で取れた鯛、ブリなどをお供えします。島の人たちは毎年この日は漁を休み、大漁鉢巻を巻いて桜の下で酒を飲み交わす習わしです。
竜神宮社頭掲示より
竜神宮の前には伝説を伝えるこのような大きな絵本が置いてありますので、参拝されましたらぜひご覧になってください。
竜神宮は大漁を願う島民が古くから守り続けている大切な場所なんですね。
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まとめ
今回は静岡県熱海市に属する離島初島にあるパワースポット「初木神社」と「竜神宮」をご紹介しました。
どちらも素敵な伝説が残っていて島の方々の信仰の中心となっていることがわかります。あまり目立つところにはなく観光客も少ないので、ゆったりと参拝できると思いますよ。
