キャンプの醍醐味といえば、BBQや焚火ですよね。しかしアウトドアは天候に左右されることがしばしば。「雨キャンプになってしまい焚火ができなくて残念だった・・・」という経験をお持ちの方も多いのではないかと思います。
今回は雨の日でも焚火を楽しみたい方のために、難燃性の焚火用のタープについてご紹介します。ファミリーキャンプにおすすめの焚火用タープ6選もあわせてご参考になさってください。
焚火用タープとは
通常のタープとの違い
通常焚火は「タープの下ではやらない」というのが常識です。その理由は、一般的なタープはポリエステルやナイロン製の素材が多く、軽くて速乾性があるとともに非常に燃えやすいという特徴があるからです。
焚火とタープの距離を十分にとれば大丈夫ではないかと思いがちですが、火がタープに届かなくても火の粉はかなり上まで舞っています。穴があくだけならまだいいのですが、火の粉が燃え広がり火災になってしまったら大変です。
そこで活躍するのが、「焚火用タープ」です。
焚火タープの特徴
焚火用タープの一番の特徴は、難燃性であること。燃えにくい素材で作られているので、十分な高さを保てばタープの下でも焚火が楽しめます。
天候に左右されずいつでも焚火ができるので、雨でも焚火をしたい方は1枚持っているといざという時活躍してくれるでしょう。
注意点
タープの下で焚火をするための「焚火タープ」ですが、これらのタープは決して"燃えない"というわけではありません。焚火の火が近すぎると燃えてしまう可能性もありますので、タープはある程度の高さに設置する必要があります。
また、雨の日のキャンプではタープの張りが甘いと、少しずつ雨が溜まってしまい最悪の場合タープが重さに耐えきれず倒れてしまう危険性もあります。
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焚火タープの選び方
それでは焚火タープを選ぶ際のポイントについてご紹介します。主なポイントはこちら。
● 素材
● 形・種類
● サイズ
素材
通常のタープはポリエステルやナイロン製ですが、焚火タープで使われている生地は主にこちらの2種類です。
● コットン
● ポリコットン(TC素材)
コットン
コットンタイプの焚火タープはコットン100%の素材を使用しており、丈夫で防水性にも優れています。結露しにくく、火の粉がついても穴が開きにくいという特徴があります。
ただし、生地は厚みがあるためかなり重いです。一度水分がしみ込んでしまうとさらに重くなり、乾きにくいといったデメリットも。濡れたままにしておくとカビが生えてしまうこともあるので、メンテナンスが必要です。
コットンならではの質感は高級感があり、使うほどに愛着も湧いてくるので、手間をかけてギアを育てていきたいキャンパーさんにはおすすめです。
ポリコットン(TC素材)
ポリコットンタイプの焚火タープは「天然コットン」と「合成ポリエステル繊維」の2種類の素材を合わせた混紡素材(こんぼうそざい)です。"TC"と表記されます。
熱に強く結露しない「コットン」の特徴と、耐水性が高くお手入れ簡単で軽い「ポリエステル」の特徴を活かした、まさに"いいとこどり"をした素材となっています。
コットン100%の生地よりも速乾性があり軽いので設営時も扱いやすいのが魅力。メンテナンスがラクなので、初心者の方にもおすすめです。
形・種類
タープにはいくつか種類があり、必要なポールの数や形が違います。焚火タープに限らず通常のタープも同じですので、特徴を知ってご自身のスタイルに合ったタープを選ぶようにしましょう。
タープの種類はその布の形で名前が付けられています。
- レクタタープ → 長方形
- ペンタタープ → 五角形
- ヘキサタープ → 六角形
- オクタタープ → 八角形
- ウィングタープ → ひし形 など
他にもスクリーンタープなどの種類がありますが、ここでは焚火タープでよく使われている「レクタタープ」と「ヘキサタープ」について詳しくご紹介します。
レクタタープ
レクタタープは長方形の布を山折りにして設置します。居住スペースが広く大人数のキャンプにおすすめ。ポールはメインポール2本とウィングポール4本を使い、状況に合わせて高さや位置を変えてアレンジできるところが魅力です。
ただし生地の面積が大きく、ポールの数も多いので設営に少し時間がかかります。
ヘキサタープ
ヘキサタープは6角形の布を山折りにして設置します。基本的には2本のポールのみで設置ができるので時間がかからず簡単なのが魅力です。
居住スペースはそんなに広くないので、人数は4名くらいまでがベスト。角度をつければプライベート感が増し目隠しにもなります。風に強く、ポールが少ないのでコンパクトになり携帯性も高いです。
レクタタープと比べると張り方のバリエーションは少ないです。
サイズ
タープには使用人数の目安が明記されていることがほとんどです。可能であれば実際に使用する人数よりも1~2名多いものを選ぶと、ゆったり過ごせておすすめです。
4人ファミリーなら4~5mくらいのタープを目安に検討しましょう。
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おすすめ焚火タープ6選
今回はファミリーキャンプにおすすめの焚火タープをご紹介します。
ファミリーキャンプにおすすめの焚火タープ(4~5名用)
DOD ヘーキサタープ
ポリコットン(ポリエステルとコットンの混紡生地)を使用したベーシックなヘキサタープです。6ヶ所の全ての角にポールとグロメットを付ける事ができるため状況に応じて自由自在に張る事ができます。
大型でありながら3㎏という軽量で収納サイズもコンパクトなのも魅力です。カラーは ●タン ●ブラック の2色展開です。
素材 | ポリコットン(TC) |
サイズ | 約W420×D420cm |
収納サイズ | 約W55×D14×H14cm |
重量 | 約3.0kg |
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テンマクデザイン ムササビウィング19Ft.グランデ TC焚火バージョン
美しくカーブを描く独特な形状、遮光性抜群の焚き火タープのTCマルチコネクトモデルです。同じブランドのテント「サーカスTC」と相性抜群。連結するテープの長さが調整でき、テントの高さ280cm~350cmまで対応可能です。
素材 | ポリコットン(TC) |
サイズ | (約)580×545/350cm |
収納サイズ | (約)66×Φ17cm |
重量 | (約)4.92kg |
Snow Peak (スノーピーク) TAKIBIタープ オクタ
難燃性のインナールーフを備えた焚火対応タープです。2重構造で内側にもう一枚火に強い素材を入れることで、難燃性UPと共に遮光性も向上しています。
変形八角形のタープは、有効面積を広くとって複数の導線を確保。焚火を囲んだ状態でもスムーズに行き交いができます。
素材 | タープ本体/210Dポリエステルオックス・PUコーティング インナールーフ/ポリコットン(TC) |
サイズ | 880×750cm |
収納サイズ | 83cm×25cm×26cm |
重量 | 8.9kg |
TENT FACTORY(テントファクトリー) Hi-TC タープ470
コットン混紡素材だけあって生地の風合い抜群のタープです。テントファクトリーとナチュラムで共同開発したナチュラムでしか買えないTCタープになっています。
カラーは ●ダークベージュ ●モスグリーン ●バイカラー と豊富なバリエーション。吸湿性が高く通気性も良いため夏は涼しく、一方で熱が放出されにくいために、冬には暖かいです。撥水加工も施してあります。
素材 | ポリコットン(TC) |
サイズ | 4700×4200mm |
収納サイズ | 48×24×15cm |
重量 | 3.7kg |
VISIONPEAKS(ビジョンピークス)ファイアプレイスTCレクタタープ
有効面積が広く、設営バリエーションが豊富な長方形タイプです。別売りのポールやロープとの組み合わせで様々な張り方が楽しめます。
VISIONPEAKS(ビジョンピークス)というブランドはアウトドア愛好家が機能・デザインのみならずコストパフォーマンスもこだわって開発をしていて、初心者はもちろんベテランキャンパーにも愛されています。
素材 | ポリコットン(TC) |
サイズ | 約430cm×最大長/約460cm |
収納サイズ | 85×35cm |
重量 | 約5.4kg |
FIELDOOR(フィールドア)レクタタープ T/C
遮光性・難燃性・耐久性に優れたTC生地のレクタタープです。日本国内にてカビ抵抗性・撥水性・耐水圧試験を行い、品質はお墨付き。
カラーは ●カーキ ●コヨーテ の2色展開で、別売りのポールを使えば様々なレイアウトが可能でシーンに合わせた使い方ができます。
素材 | ポリコットン(TC) |
サイズ | (約)435cm×500cm |
収納サイズ | (約)43cm×60cm |
重量 | (約)5.3kg |
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まとめ
今回は、タープの下でも焚火が可能な焚火用タープについてご紹介しました。熱に強く結露しないコットンの特徴と、耐水性が高くお手入れ簡単で軽いポリエステルの特徴を活かした、ポリコットン素材のタープがおすすめです。
通常雨ですと焚火をあきらめなければなりませんが、これらのタープがあれば天候を気にすることなく焚火を満喫できます。遮光性も高いので晴れの日も活躍する焚火タープは1枚あるととても便利ですよ。