
日本三景のひとつとして知られる京都・天橋立。その天橋立観光の時に訪れた成相寺について詳しくご紹介したいと思います。
成相寺は、天橋立を望む成相山にある歴史あるお寺。実際に家族で訪れた成相寺の様子を、参拝レポートとしてご紹介します。
成相寺とは?

成相寺(なりあいじ)は、京都府宮津市の成相山にあるお寺です。もともとは日本古来の山岳宗教の修験場で、古くから多くの人の信仰を集めていました。西国三十三所の第28番札所としても知られています。
天橋立の北側に位置しているため、天橋立観光とあわせて訪れるのにもぴったりのスポットです。
静かな山の中にある境内は落ち着いた雰囲気で、天橋立周辺のにぎやかな観光地とは少し違った空気を感じることができます。
今回の旅行でも、天橋立の絶景を楽しんだ後に成相寺を訪れ、ゆっくりと参拝しました。
基本情報
| 所在地 | 京都府宮津市成相寺339 |
| TEL | 0772ー27ー0018 |
| 参拝時間 | 8:00~16:30 |
| 宗派 | 橋立真言宗 |
| 駐車場 | あり(50台)無料 |
アクセス
●お車で
京都縦貫自動車道 与謝天橋立ICより国道176号・178号経由
注意:ナビ設定は丹後郷土資料館(0772ー27ー0230)へ
●公共交通機関で
①京都丹後鉄道 天橋立駅よりタクシーで25分
②京都丹後鉄道 天橋立駅より 船 → ケーブルカー → 登山バス で約50分
天橋立傘松公園から成相寺へ

我が家は天橋立観光の途中で訪れたので、傘松公園からバスで成相寺へ向かいました。傘松公園は天橋立を高い位置から眺めることができ、有名な股のぞきができるスポットがある場所。
傘松公園まではリフトやケーブルカーを利用して登っていくのですが、成相寺はそこからさらにバスに乗って山を登ったところにあります。
バス料金
| 区分 | 料金(入山料込み) |
| 大人(高校生以上) | 1,120円 |
| 中学生 | 720円 |
| 小学生以下 | 360円 |
高校生以上は、成相山に入山するのに「入山料」というものがかかります。バス料金は往復の運賃と入山料を合わせた料金となっています。

バスの運行時間は平日は30分おき、土日祝日は20分おきに出発します。成相寺からの帰りの最終便は16時台ですので観光時間を逆算して考えるようにしましょう。
傘松公園から成相寺までは険しい山を約7分ほど。バスの車窓からは宮津湾の景色が楽しめます。
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成相寺参拝レポート

バス停に到着しバスを降りると目の前に本殿へ続く階段が見えます。ゆっくりまわるのであれば1時間ほどあるといいかと思います。
それでは成相寺のみどころをご紹介します。
撞かずの鐘(つかずのかね)

撞かずの鐘には悲しいお話があります。鐘なのい撞かない??と不思議に思っていたらこんな由来がありました。
その昔鐘を作った際に、銅湯となった鐘の中に乳飲み子を落としてしまったという悲話が伝えられています。この悲劇を秘めて出来上がった鐘を撞くと、美しい音色とともに子供の泣き声が聞こえるようになったとか。
それ以来、人々は子供の成仏を願って、一切この鐘を撞くことをやめたそうです。それ以来この鐘は撞かれることがなく「撞かずの鐘」と呼ばれるようになったといわれています。
十王堂

本堂の右手にあるのが「十王堂」です。朱塗りの小さな木造建築で左右二つの部屋に分かれています。
十王とは、亡くなった人の生前の行いを審判するとされる十人の王のことで、特に有名なのが閻魔大王で、私たちにもなじみのある存在ですよね。
左の間には孔雀明王像、右の間には閻魔大王坐像が祀られています。
本殿

本殿はもともとはさらに高い場所にありましたが、山崩れで倒壊してしまったため、安永3年(1774年)にこの地に再建されました。
ご本尊は聖観世音菩薩で別名身代わり観音などと言われています。
その由来として、成相寺には一人の修行僧を観音様が身代わりとなって救ったという伝説が残されています。
昔、雪深い成相山で修行していた僧が、食べ物がなくなり命の危険にさらされました。僧はご本尊の観音様に一心に祈り続けたところ、鹿が現れ、その命を救ったとそうです。
その後、観音様を見ると、まるで身代わりになったかのような不思議な痕跡があり、修行僧は「観音様が自分の命を救ってくださった」と悟ったといわれています。

成相寺でお参りすると、身も心も美しくなれると伝えられています。しっかりお参りをして本堂内へ。
真向きの龍

本堂に入ったら必ず見てもらいたいのがこちらの「真向きの龍」。
真向きの龍は、雨乞いのために奉納された彫刻で、作者は彫刻職人の左甚五郎さん。
一般的な龍の彫刻は横向きに表現されることが多いのですが、この龍は真正面を向いているのが大きな特徴。そのため「真向きの龍」と呼ばれています。
さらに面白いのが、右側から見ても左側から見ても、龍の目がこちらを追ってくるように感じられること。
実際に本堂で見てみると、龍にじっと見つめられているような、不思議な迫力を感じる彫刻です。

御朱印

左側が成相寺の御朱印です。お寺さんの御朱印はどこも迫力があってかっこいいです。
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巡礼堂・ひとこと地蔵

こちらの建物は巡礼堂で西国三十三所観音巡礼の各札所のご本尊をお祀りしているお堂です。
巡礼者が三十三か所すべての観音様を参拝できるよう、各札所のご本尊が安置された大切なお堂なんです。
巡礼堂の入口にこのお地蔵さまは、「一つの願いを一言でお願いすれば、どんなことでも叶えてくださる」と伝えられていることから、「ひとこと地蔵」と呼ばれています。
自分が一番願っていることを一つだけ心に浮かべてお参りしてみてくださいね。
五重塔

五重塔は鮮やかな朱色が特徴的で、成相寺のシンボルとなっています。
現在の五重塔は平成時代に再建されたものですが、鎌倉時代の建築様式を再現しており、歴史ある成相寺の境内に美しく調和しています。
室町時代の画僧・雪舟が描いた国宝「天橋立図」にも、成相寺の五重塔が描かれているそうです。
五重塔を見ながらバスの時間までゆったりと池の周りを散歩するのもおすすめですよ。

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まとめ

今回は、天橋立観光とあわせて成相寺を参拝させていただきました。成相寺には、本堂をはじめ「撞かずの鐘」などの見どころがたくさんあり、境内をゆっくり散策しながら歴史を感じることができます。
天橋立を訪れる際には、ぜひ成相寺にも足を延ばして、絶景と歴史を楽しんでみてくださいね。

