今回ご紹介するのは、香川県のパワースポット「金刀比羅宮」の参拝レポートです。こちらの神社は、昔から"こんぴらさん"の愛称で親しまれており、香川県に行ったことがなくても一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
見どころ満載の素晴らしい神社ですので、ぜひご覧になってください。
金刀比羅宮
こんぴらさんの愛称で親しまれている「金刀比羅宮(ことひらぐう)」は、香川県の琴平町にあり、全国600ほどある金刀比羅神社の総本宮です。
象に似た形の山である象頭山の中腹に鎮座し、本宮までは785段の石段を登って行きます。
御祭神
金刀比羅宮の御祭神は
●大物主神(おおものぬしのかみ)
●崇徳天皇(すとくてんのう)
です。大物主神は古くから海の神様として知られており、五穀豊穣・商売繁盛・病気平癒などのご利益があるとされています。
奥社
本宮までの道のりは石段785段をのぼるのですが、さらにその奥に奥社と言われる「厳魂神社(いづたまじんじゃ)」があります。
本宮から奥社まではさらに583段の山登りとなり、距離にすると1.2㎞ほどあります。お時間と体力のある方はぜひ奥社まで参拝してみてください。
1段目 → 本宮まで | 785段 |
本宮 → 奥社まで | 583段 |
1段目 → 奥社まで | 1368段 |
所要時間は大人の足で本宮までなら往復1時間半くらい、奥社まで行く場合は往復2時間半くらいみたほうがいいかもしれません。
基本情報
所在地 | 〒766-8501 香川県仲多度郡琴平町892 |
TEL | 0877‐75‐2121(社務所) |
大門開閉時間 | 開:午前6時 閉:午後6時 |
ご祈祷・授与所 | 9:00~17:00 |
駐車場 | なし(有料のパーキングを利用) |
金刀比羅宮には専用の駐車場などはありません。近くに有料のパーキングが多数ありますので、そちらを利用します。
また車でナビ設定する場合は、金刀比羅宮ではなく「JR琴平駅」を目的地に設定したほうがいいみたいです。
アクセス
●お車で
高松自動車道 善通寺ICから参道入口まで11㎞ 約15分
●公共交通機関で
JR琴平駅から徒歩50分で本宮へ
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こんぴらさん参拝レポート
こちらは様々な商店や飲食店が建ち並ぶ表参道です。讃岐うどんのお店はもちろん、ノスタルジックな建物が多く雰囲気がとても素敵です。
参拝の行き帰りに、お買い物や食べ歩きなどを楽しむことができます。
石段が始まる手前にはこのようにレンタルできる杖が置かれています。1本100円です。我が家は2本お借りしました。
大門までの道のり
こちらは大門へと続く石段です。石段の両脇に建ち並ぶお店を見て、帰りにどのお店に立ち寄ろうかと考えながら一歩一歩登って行きます。
この日は猛暑日で最高気温39℃・・・。立っているだけでも汗が湧き出てくるのにこの石段を登るのはかなりハードです。
途中にはここが何段目か表示されているところもあり、ペース配分を考えながら登ることができます。
なお真夏に参拝する方へ1つアドバイス。大門に到着する前に飲み物をしっかり準備して先へ進みましょう。
思っているよりかなり体力を消耗します。表参道を登っていると"この自販機が最後でこの先にはありません。"といった看板もあります。忘れずに飲み物を持参して行きましょう。
こちらが大門です。石段は365段目となります。結構登った気がしましたがまだ半分もいってないです。
こちらは金刀比羅宮境内の案内図です。大門は一番下のところですので、ここからが境内ということですね。
本宮まではまだまだかかりそうです。
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大門をくぐると、白い傘の下で何か販売している方がいました。この方々は「五人百姓」といわれ、金刀比羅宮にまつわる五家の家筋で特別に宮内での商いを許可されているそうです。
販売しているものは加美代飴(かみよあめ)というべっこう飴。古くから参拝者に愛されている歴史ある飴だそうです。
この先はしばらく平坦な道のりで、春には美しい桜が咲き乱れる桜馬場と呼ばれる参道になります。
桜馬場西詰銅鳥居付近
桜の参道を抜けると、桜馬場西詰銅鳥居(さくらのばばにしづめどうとりい)が見えてきました。鳥居の前はちょっとした広場のようになっており、見どころがたくさんあります。
こんぴら狗とプロペラ
鳥居の前でこんぴら狗のゴンがお出迎えをしてくれます。なぜ狗(いぬ)?と思う方もいるかもしれませんが、実は"こんぴら参り"と記した袋を首に掛けた犬が飼い主の代参をすることもあったそうなんです。
狗(いぬ)は旅人から旅人へ連れられ人々に助けられながらこんぴらさんまでたどり着いたとか。なんだかほっこりするお話ですよね。
続いて右写真にある大きなプロペラは、今成造船という会社が奉納した世界最大級の実物奉納の「金色の大型船プロペラ」です。重さはなんと19.2トンもあるとか。
こんぴらさんは海の守り神としても有名で、奉納した会社は「こんぴらさんも当社もうまくまわっていきますように」という願いが込められているそうです。
神馬(しんめ)
神馬(しんめ)とは神様がお乗りなるための馬のことで、厩(うまや)で大切に飼育されています。
昔は生きている馬を奉納していましたが、できないときは木や土で馬形を造り献納したそうです。これがのちに絵馬へと変わっていった言われています。
金刀比羅宮の2頭の神馬は
●ルーチェ号 15歳
●月琴号 19歳
と名前が付けられていました。ルーチェ号のお父さんはGI優勝馬のマヤノトップガンというサラブレッドだそうですよ。競馬好きの方はよくご存じなのではないでしょうか。
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