みなさん、コットはお持ちですか?ひろみんママはキャンプ用に1台持っています。
コットはアウトドアなどで使う簡易式のベッドのことですが、ベッド以外にも色々用途があり、持っていると便利なギアの1つです。
しかし、コットの種類がたくさんありすぎるため、「コットが欲しいのだけれど、何を選んでいいのかわからない」というお悩みが多いようです。
そこで、コットを買う前にぜひご覧いただきたい【コット選びのポイントと注意点】について詳しくご紹介したいと思います。
コットとは
前にも述べましたが、コットとはキャンプなどで使う簡易ベッドのことを言います。フレームや金具で布にテンションをかけているものが主で、持ち運びができる組み立て式や折りたたみ式のベッドです。
呼び方
日本ではコットという呼び方が主流となっていますが、実はイギリス英語では「cot」というと違うものをさします。
それがこちらです。↓
イギリス英語で「cot」というと、まず思い浮かべるのは画像のようなベビーベッドだそうです。それではアウトドアで使う簡易ベッドはどのように呼ぶのかと言うと
■camping bed(キャンピングベッド)
■camp bed(キャンプベッド)
のような言い方をします。コットというのはアメリカ英語からきているみたいですね。
コットの用途
キャンプではコットは就寝用のベッドとして使うのが一般的です。コットは高さがある分、地面の凸凹や底冷えに悩まされることなく快適に眠ることができます。
テンションがきいているので腰痛持ちの方には特におすすめです。
ベッド以外にもいくつか用途があります。
チェアの代わりに、ベンチやソファとして使うこともできます。大きいものなら3人腰掛けることができるので、寄り添って座れますね。
また、ひろみんママが意外と「便利だなぁ」と思っているのが、設営・撤収時の荷物置きとしての使い方です。特に撤収時なんですが、車の積載には順番があってすぐに積み込めない荷物があると思います。コットはこれらを一旦置いておくのにちょうどいいんです。
コットの種類
コットは主に3種類に分けられます。
■ローコット・・・地面からの高さ20~30㎝
■ハイコット・・・地面からの高さ35~40㎝
■2wayコット・・・コットの高さをハイ・ローに調整可能
ローコットのメリット・デメリット
メリット
- コンパクトで軽量
- 天井が低いテントでも圧迫感がない
- 重心が低いので安定している
デメリット
- 地面と近いので冷気の影響を受ける
- 凸凹した不安定な地面だとバランスが取りづらい
ハイコットのメリット・デメリット
メリット
- 高さがあるので底冷えの心配がない
- ベンチとして使える
- 地面から離れている分虫が寄り付きづらい
- コットの下は荷物の収納スペースにできる
デメリット
- かさばりやすく重い
- 天井の低いテントでは圧迫感がある
2wayコットのメリット・デメリット
メリット
- キャンプスタイルや季節ごとに高さを調整できる
- キャンプ場のサイト状況に合わせて使える
デメリット
- 脚のパーツが多くなるためかさばる
- 価格が高め
コットを選ぶ際のポイントと注意点
コットを選ぶ際はそれぞれの特徴をよく理解し、自分に合ったものを見つけたいものです。
選ぶポイント
テントの大きさ・形状
ベッドとしてテントの中に設置する場合は、そのテントの大きさや形状に気を付ける必要があります。あまり高さのないテントにハイコットを設置してしまうと、目線が天井に近くなり圧迫感を感じてしまいます。
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生地
焚火のそばで使いたい場合などは火の粉に強い【コットン素材】がおすすめ。コットンは肌触りがとても良いです。
【オールメッシュ】のコットもあります。通気性が良く蒸れいにくいのが魅力。コットの下から風が通り涼しいので夏キャンプにおすすめです。
また、生地の【厚み】で張りに違いが出ます。ある程度厚みのある生地の方が生地がヘタらないので張りが長続きします。生地の厚みはD(デニール)で表され数値が高いほど厚くで丈夫になります。
<焚き火を楽しむ難燃性のおすすめコット>
持ち運びやすさ
荷物スペースに余裕がない場合は、収納時にできるだけコンパクトになるようなコットを選ぶようにしましょう。重量は2㎏台であれば軽量といえます。
<超軽量おすすめコット>
組み立てやすさ
コットはシートにテンションが掛かるようにセットするので、通常フレームをグッとしならせ力を入れて組み立てます。力に自信がない方などは、小さい力でも簡単にセットできるレバー式のものがおすすめです。
<レバー式を採用したおすすめコット>
価格
コットはお手頃なものから高価なものまで価格帯は様々です。ご自身の予算に合わせて選びましょう。ただ安すぎるものは耐久性に欠ける場合があるので、長く使いたい場合は避けた方が無難です。
<コスパの高い おすすめコット>
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注意点
購入前に注意すること
テント内の就寝用のベッドとしてや、それ以外にも使い勝手抜群のコットですが、自分たちのキャンプに本当に必要なのかをまず考える必要があります。
我が家は今現在、お昼寝用やベンチとして利用していて、就寝用のベッドとして使う予定はまだありません。というのも我が家のような4人ファミリーの場合、テント内に4台設置するというのはちょっと現実的ではありません。
人数分揃えるとなると単純に荷物が多くなりコストもかかります。またコットでは添い寝ができないため、小さいお子さんがいる場合はコットで眠るのは難しいでしょう。
購入後に注意すること
テントやインナーテントの床面に直接コットを置くと、コットの脚の部分に荷重がかかり、生地を傷めたり、最悪穴があいてしまうことがあります。
コットの下にはラグや銀マットなどを敷くようにしてテントの床面を守りましょう。コット下に敷くシートなども販売されていますので参考にしてください。
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まとめ
今回はキャンプで活躍するコットについてご紹介しました。
キャンプでの睡眠はとても重要です。安眠を手に入れるためにもコット選びは失敗したくないものです。選ぶ際にどこに重点を置くのかをよく考えて、ご自身に合ったベストなコットを見つけてください。